インディアンヘッドマッサージを作ったのはナレンドラ・メータ®︎氏
日本でもだいぶ聞き慣れてきた「インディアンヘッドマッサージ」という言葉。
これはナレンドラ・メータ氏が作り上げたものです。
実は、インドでは「インディアンヘッドマッサージ」と呼ばれるものは元々ないのです。
本来インドではヘッドマッサージは伝統的に家庭や床屋、ビーチサイド、などで、それぞれが違ったテクニックで行われてきました。
今でこそ、ナレンドラ氏によって、インディアンヘッドマッサージは世界的にポピュラーになっているため、インドでも場所によってはホテルのサロンなどで、観光客向けにインディアンヘッドマッサージのメニューがあるところが出てきています。
どのようにインディアンヘッドマッサージを作り上げたか?
ナレンドラ・メータ®︎氏はインドの病院でマッサージの仕事をしていましたが、セラピーを学ぶためにイギリスへ渡りました。
そこで、ヘッドマッサージが全く広がっていないことにショックを受け、インドの素晴らしいヘッドマッサージの文化を伝えようと考えました。
彼は、イギリスでアロマセラピーやスウエディッシュマッサージ、リフレクソロジー、レイキなどを学んだ後で、再度、インドのヘッドマッサージをリサーチするためにインドへ戻りました。
床屋のヘッドマッサージも家庭のヘッドマッサージもビーチサイドのヘッドマッサージも、どれも気持ちは良くても、どこか物足りなさを感じました。
彼は既にイギリスで様々なトリートメントを学んでいたからかもしれません。
ナレンドラ氏は、頭だけではなく、ストレスに関係する他の部位(顔・耳・腕・肩・背中)の手技を加え、更に特徴的なのは、エネルギーのバランスをとる(チャクラエネルギー)テクニックを加えたということです。
こうして、身体面だけでなく、メンタル面にも働きかける素晴らしいヘッドマッサージが出来上がったのです。
今では、このように椅子にかけて顔や耳などを触れるインディアンヘッドマッサージ(チャンピサージ®)が広がっていますが、この原型を作ったのがナレンドラ氏だと知られています。
イギリスでインディアンヘッドマッサージ(チャンピサージ®)を発表!
ナレンドラ氏は、毎年ロンドンで開催されるセラピーの大きなイベントに、初めてインディアンヘッドマッサージのブースを出しました。
ヘッドマッサージに馴染みの無いイギリスで、初日は夕方までお客様は閑古鳥。
ところが、展示会会場で歩き回って疲れた白人女性が初のお客様に。
ヘッドマッサージを受けた女性はとても喜び、その気持ちよさを周囲の方に話し、お客様がふえていきました。
ロンドンで指導を始め、チャンピサージ®と命名
始めは、ロンドンでインディアンヘッドマッサージの施術をしていましたが、それが次第に評判になり、他の国々からもナレンドラの施術を受けに来る方が増えてきました。
そうして、「教えてほしい」と言われるようになったのです。
ナレンドラ氏が普及し始めたインディアンヘッドマッサージは、メディアにも多く取り上げられ始めました。
学びに来る人々の中には、「マッサージ」が医療用語となっているフランスやドイツの国々のかたもおり、「何か他に良いネーミングはないか?」という希望に対して、ナレンドラ氏はヒンドゥー語で「マッサージ」の意味を持つ「チャンピ」と「マッサージ」を掛け合わせて、「チャンピサージ®」という造語を作り上げました。
こうして、今でもヨーロッパやアメリカでは、「インディアン・チャンピサージ®」として通っています。
※チャンピサージ®は、LCICIJAPANにより登録商標されております。
インディアン ヘッドマッサージを日本に伝える
ナレンドラ・メータ®︎氏は、2002年から日本人のセラピスト鈴木陽子(当時は宮崎陽子)と、「インディアン・チャンピサージ®」「インディアンヘッドマッサージ」を公式に日本で広げるためにLCICIJAPANを設立しました。
LCICIJAPANはナレンドラ・メータ氏の意思のもと、ヘッドマッサージのパイオニアとして、
現在もヘッドマッサージを日本に普及している教育機関です。