恩師であった全盲のマッサージ師、Narendra Mehta師が他界して、明日が6年目の命日です。

ロンドンで彼に従事したことは私にとって大きな転機ではありましたが、何より、全盲でありながらも世界中を飛び回りヘッドマッサージを広げる多忙な中、日本人の私を親族のように受け入れてくれ色々な事を教え込んでくれた、彼との出逢い自体が今でも不思議でなりません。

Narendraが来日した際に、筑波大学付属視覚特別支援学校や明石の視力障がいセンターで先生方や学生さんと交流する中で、彼は色々な国にマッサージの普及で飛び回る彼の経験や考えを伝えていました。そこには、夢や希望があり、彼独自の明るさが満ちていたことを思い出します。

彼は生前、ロンドンで視力障がいの方々へのヘッドマッサージの指導もしていました。来日時にも、視力障がいを持つ方々の専門校で短いヘッドマッサージ講座を行いました。

今、日本では、彼を継ぐかのように、視力障がいを持つマッサージ師の方々が、彼が世界中に広げたヘッドマッサージ(チャンピサージ)を身につけ始めています。

Narendra が我が子の様に育てたヘッドマッサージを、Narendraと同じ様に研ぎ澄まされた感覚を持つ日本のマッサージ師の方々が、人のケアや治療に活用し始めていることに、彼もきっと喜んで応援していると思います。

インドのヘッドマッサージのパイオニアと言われる恩師Narendra は、きっと、日本に “縁” を持っていたのでしょう。

もう1月も終わりますが、雪の降る広島で、視力障がいをもつマッサージ師の方々とのヘッドマッサージ勉強会に、Narendraの風貌によく似たマッサージ師さんがいらしたので、懐かしくて少し胸が熱くなりました。

私のノートにある「ナレンドラからYokoへの言葉2004年」のページ。そこに書いてあるのは「Be Strong!! Don’t so sweet!!」色々な事でメソメソ泣いていた私にくれた言葉の一つです。他のものはアドバイスの言葉が具体的過ぎてここには書けませんが(^-^;彼から伝えられたものは、技術だけではありませんでした。

日本でも彼の経験をシェアし、その先に誰かしらの笑顔が生まれる事が増えたら何よりです。